最も衝撃的な作文「父が 、逮捕された」第65回文部科学大臣賞受賞




 静岡県の中学2年生、高田愛弓さんの作文「夢の跡」。出だしは「父が、逮捕された」から始まる。これまでにない中学生の作文であり、衝撃的な出だしでもある。内容は、愛弓さんのお父さんが「公職選挙法違反」により逮捕されたことに関するもの。

 その文章は中学生とは思えない文章力で、まるで小説を読んでいるかのようにその情景が思い浮かぶ。また筆者の思いや考えがしっかりまとまっている。

178077453_8d4224d584_o

photo by Karen

なにより、中学生という多感期でありながら、ある意味ショッキングな出来事を体験したにも関わらず、その出来事を通して、むしろ感謝の意を述べている部分もある。とても素直で、いい子であることが文章から伝わります。

 

静岡・静岡サレジオ中2年 高田愛弓(たかだ・あゆみ)

 父が、逮捕された。

 自宅には家宅捜索が入った。毎日「いってきます」と「ただいま」を繰り返す門扉は、マスコミ陣で埋め尽くされた。

 2015年5月26日、夕刻のことである。

 6人の警官が玄関先で卵のパックに収まっているかのように待機する中、母は親戚に電話をして、駅前のビジネスホテルを押さえてもらうと、祖母に連絡を取り、そこから叔母が私を迎えに行くように手筈(てはず)を整えた。

 テレビドラマでしか観(み)たことがないようなことが自分の家で起こっている。しかし、私はその現実を巨大なシャボン玉の中から眺めているような違和感でしか受け止められなかった。「渦中の人」は、台風の目の中にいて、時の流れが他と少し違うところにいるものなのだ。

 父の容疑は「公職選挙法違反」である。先に行われた市長選挙に、妹である私の叔母を立候補させ、告示前にもかかわらず、「事前運動」を行い、また、その際、ボランティアを雇い、その報酬として金を払ったことが「利害誘導」に当たるというのである。

 5月の連休明けに、叔母の陣営を手伝ってくれた市議が任意同行された。市議はその日のうちに逮捕され、マスコミは落選したうえ、違反者を出したと騒ぎ立てた。父はプロの選挙プランナーを雇っており、「選挙に落ちても違反は出すな」と細心の注意を払って取り組んできた。プランナーの決定事項イコール実行だったと私は聞いている。

 やがて父は不眠症になり、精神的にも追い込まれ、不安定な日々が続いた。そして、父は本当に逮捕されることになった。

 

引用:《第65回》文部科学大臣賞作品紹介(1) : 全国小・中学校作文コンクール : 読売新聞の取り組み : 読売教育ネットワーク

 

Twitterでも話題となり、様々な意見がありました。






原文は現行80枚におよぶ長文らしく、もう中学生の作文の域を超えていますね。

わたしなんて反抗期には、親のちょっとした行動や言葉で腹が立ったり、

文句をいったりしていたものです。なんて大違いなんでしょう。

同じ中学生とは思えない。

いや、親に反抗したことは今はちゃんと反省してます。

 

世の中にはいろんな人生がありますね。

でも大変なことを体験しても、それを前向きを受け止め、

むしろバネにしてなにかを成し遂げるひとって、

何歳でも素晴らしいと思いますし、尊敬します。

 

見習わなきゃ。


You may also like...