覚醒剤中毒者の特徴~麻薬中毒を見分けるコツと依存症の克服~




■素人でも覚醒剤中毒を見分ける方法はあるのか?

覚醒剤といえば、戦前から日本で出回っていた興奮作用のある麻薬です。
依存性が高く、すぐ使用量が増え、
最後には致死量に至り、ときに死亡するケースだってあります。

最近では岐阜県下呂市で、16歳の女子高校生が覚醒剤所持と使用の容疑で逮捕されています。

こどもにも魔の手が忍び寄ってきているんですね。
大切な家族や恋人、友達が
覚醒剤に染まってしまう前に、
早く周りが気づくことが大切です。

覚醒剤中毒者には独特の症状があります。
覚醒剤をしたことがない人でも、
その症状を見分けることができます。

覚醒剤 注射器

覚醒剤 注射器

photo by Iqbal Osman

 

 

 

■覚醒剤中毒者の共通した特徴

【身体的特徴】

 

・不眠不休になる

覚醒剤は興奮作用があります。
身体的に常に興奮している状態です。
つまり、眠くない。

覚醒剤中毒者は睡眠をとらないケースがほとんどです。
3日~4日平然と起き続けています。
目の下はクマだらけになります。

そして、一回睡眠をとると
死んだように眠り続けます。
24時間以上連続して熟睡することもあります。
これは長時間覚醒し続けた反動でもあります。

こうなってくると、
睡眠、覚醒のバランスがとれなくなってきており、
朝から活動し、夜眠ることができなくなる。
つまり社会適応ができなくなってきます。

遅刻や無断欠席が増えるようになります。

 

 

 

・開いた瞳孔

覚醒剤をしている人は、興奮状態にあるため、
目の中心にある瞳孔が開いていることが多いです。

自分の目と比較してもらうとわかりやすいのですが、
人間の瞳孔は、明るい場所にいると小さくなります。
覚醒剤を使用している人は、自律神経が興奮しているため、瞳孔が開いている(もしくは小さくなりにくい)ひとが多いのです。

これは隠せない症状で、
正常な体であれば、瞳孔が開いたままにはなりません。

 

 

 

・絶えない口渇感

覚醒剤を使用していると、興奮作用から、
常に口渇感を感じるようになります。
その口渇感は尋常ではなく、1日に10Lほどの水分を
とることもあります。
そしてその反動から、尿が多量にでるようになります。

摂取する水分量が多いことから、
水道水でもじゃぶじゃぶ飲むようになります。

普段飲まない水道水なども
勢いよく飲み始めるようになれば、要注意です。

 

 

 

・食欲減退、体重減少

これは著明な症状です。
覚醒剤の興奮作用から、一切の食事を受け付けなくなります。食欲は皆無に等しく、体重は勢いよく減少します。
若い女性などはこれを目的に覚醒剤に手を出すひとも多く、急激な痩せは注意です。

 

【精神的特徴】

 

 

・常に疑心暗鬼となる

あまり知られていませんが、覚醒剤中毒になると、
常にひとを疑うようになります。
幻覚、思い込みなどの精神的作用が、このような状況をつくりだすのです。

なかには、
いつも食べている家族の作ったごはんに毒が盛られているとか、
天井に人が隠れていてそいつを見つけ出すために天井をはがしだしたりとか、
普通では考えられない”疑心”を持ち始めるのです。

長期にわたる興奮状態や睡眠不足、
覚醒剤の作用から、精神状態が不安定になってくるのは
特徴的な症状です。

 

 

 

・過剰な性欲

覚醒剤はセックスドラッグともいわれ、
過剰なほどに性欲が増します。
チャゲ&飛鳥の飛鳥さんも
この効果にはまってしまい、やめられなくなったといわれています。

 

 

 

・激しい気分のムラ

急に怒り出したと思ったら、泣き出す。
突然優しくなったりと気分のムラが
激しくなります。
通常では考えられないほど
気分があがったり下がったりするので、
まわりとのこコミュニケーションが
とれなくなっていきます。

 

 

 

 

■最初はとてつもない快感を得るが、、

覚醒剤は使い始め、少量でかんじたことのないような
快感や自信に満ち溢れるようになります。
ですがやがて、その効果は量を増やさなければ
得ることができなくなり、
中毒になったころには、
どれだけ量を増やしても上記のような
症状だけが連鎖するようになります。

そこで待ち構えているのは
社会的信用の喪失、人間関係の崩壊などです。

こうなってしまうと立ち直ることが
時間がたつつれ、難しくなってしまいます。

 

 

■覚醒剤はやめられない?いえ、やめれます。

 

覚醒剤は一度手をそめるとやめられない、
そういう宣伝がよくされるあまり、
そのイメージが強いひとがたくさんいるんではないでしょうか?

 

自分の大切な家族が、
恋人が、
友人が覚醒剤に染まってしまったとき、
なにかしてあげられることはないのでしょうか?

 

覚醒剤をやめさせるために、
無理やりやめさせようとするひとがいます。
でもそれは違います。

 

もちろん、依存症はその依存する対象から、
いったん身を引くことはとても重要ですが、
本人の心が、その依存対象からしっかり離れていないと、
物理的に引き離しても、
また一人になったとき、同じように手をそめてしまうのです。

 

それは、
アルコール依存でも、ギャンブル依存でも同じことです。

 

 

依存する人が、

依存対象に”なぜ”依存しているのか。
その人の心にある闇はなんなのか。
そこを解明し、

ケアしていかなければ
覚醒剤でもそのほかの依存症でも
断ち切ることはできないのです。
そして、
依存症を治すために大切なことがもうひとつあります。
それは、まわりのサポートと理解 です。

 

 

依存は一人では治せません。
一人で治せるものなら、そもそも依存なんて、誰もしません。
一人で立ち直れないから、
どんどんはまっていくのです。
周りのその人の依存する理由を知り、
理解した上で、サポートしていくことで、
回復の道がみえてくるのです。
どうか依存症のひとを差別してあげないでください。
依存するのには理由があるのです。
誰でもそのひとと同じ立場に立った時、
同じことをしてしまうんです。

 

間違ったことをした人を責めることは

解決にはなりません。
あなたにできることはなんでしょうか?

 

依存症は、
周りにいる一人ひとりの思いやりと理解から、
克服していくことができます。


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